マルセル・ブロータース 【Marcel Broodthaers】

マルセル・ブロータース (Marcel Broodthaers 1924 - 1976年 )ベルギー・ブリュッセル出身。同国を代表する詩人、映像作家、美術家です。
1940年代後半から1960年代初頭は、詩人として活動を始めますが20年間の執筆活動は思うようには行きませんでした(ベルギーの「Surrealiste-revolitionnaire」のメンバーでもあった)。その後、自身の売れ残った詩集50冊を埋め込んだ彫刻を制作し、詩人としての活動を埋葬します。この彫刻を制作後の1964年より、アーティストとしてのキャリアをスタートさせます。亡くなるまでの12年間には、多くのアイデアと作品を制作しています。ポップアートや美術館などの現代美術を取り巻く環境への問題をテーマとした活動。映像や彫刻は、現在のインスタレーションを思わせるように様々なメディア(フィルム、アーティストブック、彫刻、プリント)を横断しています。

本書は、2016年2月14日から5月15日まで、アメリカ・ニューヨーク近代美術館(MOMA)にて開催の回顧展を機に同時刊行された書籍になります。1960年代から1970年代に突如現れた革新者と論評者の両方の位置にいたユニークな芸術家:ブロータースのアメリカ・ニューヨークで開催された初の回顧展では、そのユニークなキャリアの全貌が展示されました。本書でも、350ページ以上450点の図版で紹介しています。また、Benjamin H.D. Buchloh、 Jean Fransois Chevrier、 Thierry de Duve 、 Doris Krystofなど主要な学者らのホストと共に本展覧会のオーガナイザーであるChristophe Cherix と Manuel Borja-Villelによるエッセイが掲載されています。そして、この度新しく英語へと翻訳された多くのブロータースのテキストも含まれています。

出版社:  MOMA
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 352ページ
サイズ:  31.1 x 25 cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版450点

販売価格

10,100円(内税)

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