イヴ・クライン(Yves Klein 1928年 - 1962年)フランス・ニース出身の芸術家。戦後のヨーロッパ美術の重要な人物とされ、1960年に設立されたヌーヴォー・レアリスム芸術運動の主要メンバーの一人。また、パフォーマンスアートのパイオニアであり、ポップだけでなくミニマルアートへのインスピレーションの先駆者でもある。インターナショナル・クライン・ブルー(イブ・クラインの代名詞ともいえる深い青色)を使用し、単色のみによる絵画作品(モノクローム絵画)を制作。塀の上から上空に向けて跳躍た写真作品『空虚への跳躍』や、顔料を体に塗ったヌードモデルをキャンバスに横たわらせたり、モデルの周りのキャンバスに顔料を吹き付けた制作した絵画「人体測定」シリーズといった奇抜な作品を制作。
ロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ、フランク・ステラ、そしてマルセル・デュシャンなどがアメリカのアートシーンの登場する1960年代初頭に、アメリカ合衆国を訪れました。
本書は、クラインが魅了され大きな影響を受けたアメリカ合衆国との関係を、イブ・クライン・アーカイブの協力によってまとめられたものとなります。
パリでの活動、1961に訪れたニューヨークとロサンゼルス、パリへ戻った後の活動について、それぞれ章を設け、滞在中にアメリカで開催されたクラインの展覧会の資料や、クラインのスナップ写真など豊富な図版で紹介しています。その他にも、自身の作品についてのクラインのコメントや、クラインの妻であるRotraut Klein-Moquayへの、1961年のアメリカの旅についてのインタビュー、アメリカの批評家であるRobert Pincus-Wittenが、レオ・キャステリ画廊で働いていた時のクラインとの出会いを語った未発表のエッセイを収録しています。
こちらは書籍表紙の溝部分に、接着剤が染み出したと思われるシミがございますため、お値引き価格での販売となります。
4,300円 ▶︎ 3,440円(20%OFF)
出版社: Editions Dilecta
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 204ページ
サイズ: 24.9 x 17.8 cm
状態: 新刊
その他: カラー図版110点、モノクロ図版50点