ルイジ・ギッリ【The Complete Essays 1973-1991】

ルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri 1943年 - 1992年)イタリア・スカンディアーノ出身の写真家。特に建物や風景からなるコンセプチュアルな1970年代のカラー写真で、先駆的な写真家として知られている。初期の2つの写真集、「Atlante」(1973年)、「Kodachrome」(1978年)からも見られる、被写体とその周りを取り囲む環境の繊細な関係性や、無表情な中に垣間見えるウィットな表現が丁寧な仕事を伺わせる。ここ日本では、画家ジョルジュ・モランディのアトリエを撮影した作品でも知られている。また、フォトグラファーとして活動を始めた当初から、写真についてのテキストを自身の出版物や、イタリアの新聞・雑誌にて発表を行なっていた。

本書は、1973年から亡くなる直前の1991年までに書かれた、彼の写真のテーマでもあるアイデンティティー、時間、記憶、ヴィジョン、表現、人と場所との関係性などについての68のテキストがまとめられたものとなります。
また彼自身の実践とは別に、写真の歴史についての探求も行っており、ウォーカー・エヴァンス、ウィリアム・エグルストン、ロバート・アダムス、ジョン・ゴセージについての考察も含まれています。
ギッリの包括的な写真論としてだけでなく、自伝としてもご覧いただける一冊です。

出版社:  MACK
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 240 ページ
サイズ:  14 cm x 22.8 cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版50点
刊行年:  2015年
ISBN:   9781910164143

販売価格

4,050円(内税)

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