ジャン・デュビュッフェ【Dubuffet Drawings】

ジャン・デュビュッフェ(Jean Dubuffet 1901年 - 1985年)フランスのル・アーヴル出身、20世紀のフランスを代表する画家・彫刻家です。1918年には、パリへと移りAcademie Julianにて絵画を学びますが、6ヶ月の後に退学、イタリアやブラジルを旅した後に故郷:ル・アーヴルに戻ります。その後、パリにて小さなワインビジネスを始め生計を立てていました。再び絵画を始めたのは1934年になってからです。1940年代になると勢力的にアートに取り組み、1946年にはパリのルネ・ドゥルーアン画廊にて新しい表現を用いた個展を開きます。ここでも展示された厚塗りのこどもの落書きのような激しい抽象絵画は、「アンフォルメル」と呼ばれ、デュビュッフェはその先駆者の一人と見なされています。また、「アール・ブリュット」を”生の芸術”と呼び賞賛し、それらの作品を収集、1976年にスイス・ローザンヌにアール・ブリュット・コレクションが開館されました。

本書は、2016年9月30日から2017年1月2日にアメリカ・ニューヨークのThe Morgan Library & Museum、2017年1月29日から4月30日までにアメリカ・ロサンゼルスのHammer Museumにて開催の展覧会を機に刊行された書籍になります。1940年代より、子供の絵画や落書き、精神科の患者によるアート作品などからインスピレーションを得ていたデュビュッフェ。ドローイングという手法もまた、新たな表現方法を模索する為に多くのインスピレーションを育みました。戦後のアバンギャルドなデビュッフェの本質的な役割は、時代を超えて次の世代であるジャクソン・ポロックやウィレム・デ・クーニングにも影響を与えています。この出版物には、1953年から1962年に描かれたドローイング100点以上が掲載、アメリカやフランスの私的なコレクションなども含まれた貴重なものとなっています。

出版社:  Thames and Hudson
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 216ページ
サイズ:  27.9 x 23 cm
状態:   新品
その他:  図版181点(カラー・白黒)

販売価格

4,800円(内税)

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