カンディダ・ヘーファー【Philadelphia】
カンディダ・ヘーファー (Candida Hofer 1944年 - ) ドイツ・ブランデンブルグ出身の写真家。現在は、同国・ケルンを拠点に活動を行っています。アンドレアス・グルスキー、トーマス・ルフ、アクセル・ヒュッテ、トーマス・シュトルートらと同じく、ベルント&ヒラ・ベッヒャーの元で写真を学んだ”ベッヒャー派”の一人でもあります。(1973 - 1982年にデュッセルドルフ美術アカデミーに在籍) 「場所」や「空間」を題材とした作品は1979年頃から始まり、初期は公共施設内のインテリアをカラー写真で撮影しています。その後、インテリア、部屋、動物園などの題材は広がり、また大判カメラを使用し正面から全てにピントの合った人物のいない”空”の空間や場所を”Psychology of social artchitecture”として写しだしました。その後も、様々な「場所」や「空間」を移しています。特に図書館を写した「Libraries」シリーズはよく知られています。1975年にドイツ・デュセルドルフのKonrad Fischer Galerieにて初個展を開催。現在では、世界の主要な美術館がコレクションとして作品を所蔵しています。 アメリカ合衆国ペンシルベニア州で最大の都市であるフィラデルフィアは、1776年にアメリカ独立宣言の行われた地であり、300年に渡る歴史的・国家的な意味を持つ都市でもあります。 本書は、2007年にヘーファーがフィラデルフィアの街を巡り、フィッシャー図書館、ジラール大学、ペンシルベニア美術学院、フリーメーソン寺院など歴史的な建造物を撮影したシリーズになります。このフィラデルフィア・シリーズの13点の大規模なカラー写真の中で、唯一例外的な現代の建築として、フランク・ロイド・ライトの設計したフィラデルフィア郊外にあるベス・ショロム・シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)が収められています。 出版社: Schirmer/Mosel タイプ: ペーパーバック 言語: ドイツ語、英語 ページ数: 60ページ サイズ: 23.5 x 24.5 cm 状態: 新刊 その他: カラー図版13点
3,100円(内税)