【Dadaglobe Reconstructed】

ルーマニアの詩人でありダダの共同設立者であるトリスタン・ツァラによって企画された、ダダの未完のアンソロジー『ダダグローブ』。1921年に計画通り出版されていれば、7カ国の約30名のアーティストによる100点以上の作品を収めた、ダダのグローバルな活動と影響を示すものとなるはずでした。しかし、資金不足のため未発表のままとりなり、この20世初頭の芸術運動の文献に空白が残されました。

本書は、チューリッヒでのダダ設立100周年に際し、 Kunsthaus ZürichとMoMA(ニューヨーク近代美術館)で開催された展覧会に合わせて刊行された一冊。ツァラのオリジナル書籍のために受け取った作品の複製から、この歴史的著作を復元します。
アメリカの学者Adrian Sudhalterによる長年の広範な研究に基づいて、これまでに未発表の豊富な資料と共に、今回初めてフルカラーの資料と、ツァラのコンセプト、ダダおよびダダグローブの歴史についてのエッセイがまとめられました。
ツァラによって、ドローイング、作品の写真、写真によるセルフポートレート、書籍のレイアウトの4つが要請され、このことは、ダダの最も象徴的な作品を含みつつ、多くの新しい作品を生み出すきっかけとなっています。
最初の真に国際的な前衛運動であるダダを、今改めて知るための、魅力的で貴重な資料を提供する書籍となっています。

出版社:  Scheidegger & Spiess
タイプ:  ハードカバー
言語:   ドイツ語
ページ数: 304ページ
図版:   390点
サイズ:  26.5 x 20cm
状態:   新品

販売価格

4,500円(内税)

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