トーマス・デマンド【Executive】

トーマス・デマンド(Thomas Demand 1964年 -)ドイツ・ミュンヘン出身のアーティストです。現在は、ベルリンとロサンジェルスに在住。写真家として知られていますが、ドイツ・デュッセルドルフ美術アカデミーでは彫刻を専攻しています。(同年代には、トーマス・シュッテも在籍)1993年頃より写真を使用し始めます。
社会的・政治的な出来事を題材に、紙を使用して実物大でその場面を作り上げ撮影するという手法を用いています。拾い上げたシーンは、精密に紙で再現されますが文字や記号等は排除されます。(例えば、エレベーターのボタンに通常かかれている階数や開閉など記号等はない)そこには、紙で造られた簡素化された世界が出現します。そして、それを撮影する。実際にあったリアルなシーンを誰かが撮影する、それがプリントされる、それを拾い上げ作る、撮る、プリントする。様々な要素のレイヤーが繰り返えされます。2012年、東京現代美術館にて日本初個展が行われました。

本書は、2009年9月26日から11月29日にオーストリア・ウィーンのMuseum Moderner Kunst Stiftung Luwig Wienでの展覧会後、2012年に刊行された書籍になります。書籍には「Poll」(2001)、「Embassy」(2007)、「Presidency」(2008)の3つの作品と、この展覧会での展示風景や一部の絵コンテなどが掲載されています。また、「Embassy」(2007)は、”yellowcake”とタイトルが添えられたページが設けられており、デマンド自身が作品について書き綴っています。また、最終項では、Bart Lootsmaによるデマンドへのインタヴューも収録されています。


出版社:  Walter Koning, Koln
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語、ドイツ語
ページ数: 112ページ
サイズ:  18 x 14 cm
状態:   新品
その他:  図版41点

販売価格

1,800円(内税)

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