クルト・ステンベルト【NEODADAPOP】

クルト・ステンベルト(Curt Stenvert, 1920 - 1992)オーストリア・ウィーン出身。ウィーンの戦後アヴァンギャルドの最も重要なアーティストの一人とされる、アーティスト、映画製作者、写真家、作家です。画家としてキャリアをスタートさせ、その後実験映画から、モンタージュの考えを援用したアッサンブラージュによるオブジェ作品の制作を行います。1966年のヴェネツィア・ビエンナーレと1967年のパリのグループ展にて国際的な評価を得て、イタリア、スウェーデン、ドイツなど主要美術館で個展を開催しています。
自らをマルセル・デュシャンの精神的後継者とみなしていた彼の作品は、アヴァンギャルドの伝統に基づき、ネオ・ダダ、ネオ・シュルレアリスム、フルクサス、ヌーボーレアリスムなどとの密接な関係性を持っており、特に、ダニエル・スペーリ、ヴォルフ・フォステルとの関連性が指摘されています。

本書は、それまで、実験映画とオブジェ作品で知られていたステンベルトの、アートワークに焦点を当てた初めてとなる展覧会に合わせて刊行された書籍となります。2011年から12年にかけて、オーストリア・ウィーンのベルヴェデーレ美術館にて行われた展覧会に合わせて刊行されました。
ステンベルトの絵画、コラージュ、アッサンブラージュ作品の包括的な紹介に加えて、ダニエル・スペーリ、ヴォルフ・フォステル、アルマン、リチャード・リンドナー、マルセル・デュシャン、ジョン・ハートフィールドらの作品を紹介し、同時代のアートとの関係性にも注目した内容となっています。


出版社:  Verlag für moderne Kunst
タイプ:  ハードカバー
言語:   ドイツ語
ページ数: 192ページ
サイズ:  25 × 19.5 cm
状態:   新刊
その他:  図版200点

販売価格

3,200円(内税)

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