ロバート・モリス【Object Sculpture】

ロバート・モリス(Robert Morris, 1931 - 2018)
アメリカの彫刻家、コンセプチュアル・アーティスト、ライターです。ドナルド・ジャッドと共に、ミニマリズムの最も著名な理論家の一人として、またパフォーマンスアート、ランドアート、プロセスアート、インスタレーションアートと様々なスタイルによる先駆的な表現活動を行いました。
ミズーリ州カンザスシティに生まれ、カンサス大学などで工学、美術、哲学を学びます。兵役の後、1959年にニューヨークに移り、ハンター大学で彫刻を学びながら、前衛ダンスに参加し、振り付けや演出を行うほか、マルセル・デュシャンに影響を受けたコンセプチュアルな作品を製作しています。1963年にニューヨークのグリーンギャラリーでミニマル彫刻を発表。1967年以降は、大規模なランドアート作品を手がけています。1970年代後半には、しばしば核戦争への脅威をテーマとするフィギュラティブな作品へと転向し、人々を驚かせました。2002年には、フランスのロマネスク様式の大聖堂のために17枚のステンドグラスを手がけています。

本書は、半世紀以上に渡り、様々な表現スタイルによる作品を数多く制作してきたモリスのキャリアから、1960年から65年の間のオブジェ彫刻作品を網羅的にまとめた作品集となります。近代と戦後の彫刻を専門に研究を行っているJeffrey Weissが、モリス本人と密接に協力し、モリス初期の彫刻的実践を体系的に紹介しています。多くの新しく撮影された作品写真と、アーティストへのインタビューによって、モリスの独創的な展望を紹介する一冊となっています。


出版社:  Yale University Press
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 320ページ
サイズ:  27.5 x 21 cm
状態:   新刊
図版:   カラー200点、白黒50点

販売価格

5,100円(内税)

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