ダン・フレヴィン【Drawing】

ダン・フレヴィン(Dan Flavin, 1933年−1996年)ドナルド・ジャッドやソル・ルウィットと共にミニマル・アートの代表的作家の一人であり、蛍光灯による光のインスタレーションや彫刻作品で知られるアメリカのアーティストです。
ニューヨークでカトリック系の家庭に生まれ、聖職の勉強をした後、兵役中に韓国の通信教育にて美術を学びます。その後、コロンビア大学で絵画とドローイングを学んでいます。1959年以降、美術館で書記官や警備員として働き、ソル・ルウィット、ロバート・ライマンらと出会っています。
1960年の初頭より、蛍光灯を使った作品を制作し、より空間的で規模の大きなインスタレーション作品へと展開していきます。蛍光灯のシンプルな光によって、空間を神秘的で美しく変容させるフレヴィンの作品は、世界中の美術館で展示・コレクションされています。

本書は、これまでほとんど公開されたことのない、フレヴィンのドローイング作品をまとめた書籍になります。彼は、ライトのインスタレーションのための大量のスケッチを描くだけでなく、野外、主に河川やビーチの風景を描き続けてきました。またドローイング作品は、ほとんどを売ったり譲ったりされておらず、亡くなるまでフレヴィンのスタジオに残されていました。
彼にとってドローイングは、アートを生み出すための大切な手法であり、ドローイングへの情熱は、アーティストの作品を収集にも及んでいます。
初期の抽象表現によるドローイングや、インスタレーションのスケッチ、風景やポートレート作品と共に、光の雰囲気に特に魅了された19世紀ハドソン・リバー派や日本のドローイング、ピエト・モンドリアンやドナルド・ジャッドなどの20世紀のアーティストのドローイングコレクションがまとめられています。


出版社:  Hirmer
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 220ページ
サイズ:  28 x 24 cm
状態:   新品
図版:   143点

販売価格

6,400円(内税)

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