リー・ヨンゼ【Das Grün in Den Schalen】
リー・ヨンゼ (Young Jae Lee 1951年 - ) 韓国・ソウル出身、陶芸家。ソウル芸術大学にて陶芸を学び、ドイツの工芸大学に留学。1970年代にドイツの陶芸家の元で修行し、1978年に自身の工房をドイツ・ハイデルベルグ近くに設立。また、1987年よりドイツ・ヘッセンのマルガレーテンヘーエ工房のディレクターも努める。伝統的な韓国陶芸とドイツ・バウハウスのエッセンスを融合した作品は、日常でも使用できる身近な作品としても機能している。(ここ日本の雑誌:クウネルvol.26でも、工房を紹介) 本書は、2019年5月23日から7月14日まで、ドイツ・エッセンのMuseum Folkwangにて開催された展覧会”Das Grun in Den Schalen”(The Green in the Bowls)を機に刊行された書籍です。この展覧会では、”Spinach Bowls”(ほうれん草の器)が展示されました。このボールは茶碗のようであり、形は韓国の飲食用ボールに影響を受けた16世紀の日本の茶碗に由来します。しかし、ヨンゼは新しい名前を付け、この茶碗の新しいストーリを繋ぎ続けています。彼女の作品は、適切な素材の利用、適切な機能、円や正方形などの幾何学的形状に基づく構成、継続する生産性のアイデアなどバウハウスの提唱する理念を共有しています。本書では、60点の図版にて、20世紀の東アジアの陶磁器のドイツで続く新しいストーリーを紹介します。 出版社: Arnoldsche Art Publishers タイプ: ペーパーバック 言語: 英語、ドイツ語 ページ数: 120ページ サイズ: 21 x 16.5 cm 状態: 新刊 その他: 図版60点
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