アン・ウォルフ【The Early Drawings(1981-1988)】

アン・ウォルフ(Ann Wolff 1937年 - )ドイツ・リューベック出身の芸術家。現在は、スウェーデンのゴットランド島とドイツ・ベルリンを拠点に活動を行っている。また、国際的に活動するガラスを用いたアート作品や立体作品を発信するStudio glassの創設者の一人と見なされている。ガラスを使用した彫刻作品で世界的に知られている。
1959年にElm School of Designを卒業後にスウェーデンに移住、1977年にはアメリカ合衆国・ワシントン州のPilchuck Glass Schoolのイストラクターとして従事し、同時にガラスのデザイナーおよびアーティストとして活動を行う。2008年には、非営利財団”AWC (Ann Wolff Collectuon Foundation)”をベルリンに設立。作品は、世界の主要な美術館のパブリックコレクションに収蔵されている。

本書は、2020年9月に刊行されたガラスを使用した彫刻作品で知られるアン・ウォルフの魅力的な初期のドローイングを集めた書籍です。ガラスの彫刻作品のみならず、ウォルフは絵を描く際のもあり、彼女はそれを芸術的プロセスの重要な部分であると考えてきました。近年、彼女はミュンヘンの非営利財団・博物館Alexander Tutsek-Stiftungに未発表のドローイング130点を寄贈しました。そのうちの1981年から1988年まで60点が本書に掲載されています。紙に鉛筆で描かれた作品は、反照や複製に見られる女性像に焦点が当てられており、それらは男性、子供、動物を含む他の人物と関連させながら提示されています。フェミニストの思考が大きく変化する時代の社会における女性の変化を垣間見ることができます。


出版社:  Hirmer
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 128ページ
サイズ:  26 x 22.5 cm
状態:   新刊
その他:  図版70点
刊行年:  2020年
ISBN:   9783777436340

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