アラン・セクーラ【Art Isn’t Fair】

アラン・セクーラ(Allan Sekula 1951年 - 2013年)アメリカ・ペンシルベニア州出身の写真、作家、理論家、評論家。1960年代に家族と共にロサンゼルスに移住。1974年、カルフォルニア大学サンディエゴ校を卒業。1985年からカリフォルニア芸術大学にて教鞭を執る。1970年代後半より、写真とテキストによる作品、そして多くの論考や理論著作を発表。研究の対象は、グローバリゼーションに起因する経済変化の結果に、メディア、アート、社会の中のドキュメンタリー写真の機能に関して疑問を投げかけたものであった。代表作品は、「写真の意味の創出について」(1975年)、「写真の交通」(1981年)「アーカイヴを読むこと」(1986年)、「身体とアーカイブ」(1986年)など。またシリーズ作品「フィッシュ・ストリー」(1989年 - 95年)は、アーカイブの実践として8年の歳月をかけ制作された実践作品。その後も、世界の主要なアートフィスティバルや美術館にて展示を続けた。ここ日本では、2001年横浜トリエンナーレに参加。2015年京都国際芸術祭PARASOPHIAにて「催涙ガスを待ちながら」(1999 - 2000)が展示された。

「Art is’t Fair」は、アラン・セクーラが2012年に完成させた最後のビデオ作品のタイトルです。この作品は、金持ちのエリートのもう一つの国際的な集まりとしてのアートフェアについて、言及しています。テキストと写真とフィルムのエッセイであるこの新しい編纂は、芸術、写真そして権力闘争の変化する地形の間にある多くの交差点とのセクーラの長年の関与を、ローカルと国際の両方の視点から記述しています。彼が亡くなる2013年以前に出版する機会を得られなかった作品のアンサンブルをまとめた新しいコレクションは、彼の懸念とコミットメントの永続的な深さと広がりをさらに拡大しています。
本書には、「The Body and the Archive」(1986)や包括的な歴史的批評を論述した「Photography between Labour and Capital」(1983)への彼自身の再考が含まれています。また、ウォーカー・エバンス、ロバート・メイプルソープ、スーザン・マイスラス、ジェームズ・ベニング、キャロル・コンデ、べヴァリッジなど他のアーティストや写真家に関する数多くのエッセイと「Artis Isn’t Fair」の厳選されたスチル写真も収録。


出版社:  MACK
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 344ページ
サイズ:  27.7 x 21.5 cm
状態:   新刊

販売価格

8,250円(内税)

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