チャールズ&レイ・イームズ【An Eames Anthology】

チャールズ&レイ・イームズは、アメリカ合衆国のデザイナー、建築家、映像作家として夫婦で活動。特に、積層合板やプラスチック、金属といった素材を用いた工業製品は、ミッド・センチュリー・モダンの巨匠として大きな影響を与えた。

チャールズ・イームズ(Charles Ormond Eames, Jr、1907 - 1978年)
ミズーリ州セントルイス生まれ。1925年からセントルイス・ワシントン大学で建築を学び、1930年に建築事務所を開設。1940年には、ニューヨーク近代美術館の家具コンペで形成合板を使用した家具を出品し、優勝。その後も積層合板を使った製品の大量生産に努める一方で、1942年からはロサンゼルスの芸術雑誌『アーツ&アーキテクチャー』の編集に参加。1949年からは、実験的住宅建築プログラムであるケース・スタディ・ハウスを手掛ける。その第8作となるイームズ夫妻の自邸は、安価な大量生産の既製品のみを使用し、工業化時代の新しい建築として大きな注目を浴びた。
合板加工だけでなく、プラスチック、繊維強化プラスチック、ワイヤーを素材としてデザインされた家具や、実験的で想像力に溢れたショートフィルム、写真家としての活動、展示プロデュースなど、様々な分野で多彩な活動を行なった。

レイ・イームズ(Ray-Bernice Alexandra Kaiser Eames、 1912 - 1988年)
カリフォルニア州 サクラメント生まれ。ニューヨークで、ハンス・ホフマンの元で抽象絵画を学び、抽象表現主義のアーティストとして活動。1940年ごろにからミシガン州で様々なアートを学び、 そこでチャールズ・イームズと知り合う。1941年に結婚し、2人はロサンゼルスを舞台にデザインと建築の分野でのキャリアを開始。彼女は、グラフィックデザインや、テキスタイルデザインの分野でも数々の作品を残している。

20世紀の最も影響力のある2人の建築家/デザイナーである、チャールズとレイ・イームズ夫妻の著作を初めて収集し、50年にわたる彼らの公私にわたるパートナーシップを明らかにする一冊。
120点を超える一次資料と200点のイラストと共に、ケース・スタディ・ハウス、合板の椅子などの代表的プロジェクトのほか、Herman Miller、Vitraのデザイナー、IBMやPolaroidとのコンサルタントとしての大企業との仕事について紹介。
また、彼らの創造プロセスに新しい洞察を与える以前に公開されていない資料は、公開当時の出版物と共に収められ、Richard NeutraやEero Saarinenといった著名人との書簡では、ミッド・センチュリーのアメリカの先進性を垣間見ることができる、大変読み応えのある感動的なコレクションとなっています。


出版社:  Yale University Press

タイプ:  ハードカバー

言語:   英語

ページ数: 420ページ

サイズ:  25.5 x 20 cm

状態:   新刊
刊行年:  2015
ISBN:   9780300203455

販売価格

3,600円(内税)

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