ウォルフガング・ライプ【Wolfgang Laib a Firenze: Without Time - Without Place - Without Body】

ウォルフガング・ライプ(Wolfgang Laib 1950年 - )ドイツ・メッツィンゲン出身の芸術家。東洋的思想を追求し、牛乳や花粉を用いた彫刻作品やインスタレーションで知られている。
幼少期より、友人を介して東洋思想(タオイズムや仏教)に興味を持つ。1968年にティービンゲン大学の医学に入学、1974年に博士号を取得するが芸術家に転身。1975年に初めてミルク・ストーンを発表。1977年には、代表作の一つでもある花粉を使用した作品の制作を始める。1982年位は、ヴェネチアビエンナーレにドイツ館代表として参加。ドクメンタにも参加歴がある。2013年には、ニューヨーク近代美術館で展覧会を開催。2015年には、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。

本書は、イタリア・フィレンツェのノヴェチェント美術館からの招待を受けて、サン・マルコ修道院やパッツィ礼拝堂など、市内の4つの歴史的に重要な建造物内で、5つの作品を展示しました。この書籍は、花粉や蜜蝋など哲学的で私的なインスタレーションで知られるライプのこのユニークで壮観なアートイベントを印象的に記録しています。
歴史的な傑作と呼ばれる建造物と並置された繊細な花粉で制作された彫刻、そして蜜蝋のジッグラトは、現在と過去、物理的な場所と無限の空間、現実と精神的な生活のコントラストを曖昧にし、人生の中心的な問題に私たちを導いていきます。美しいフィレンツェの歴史的な空間とライプの作品の66点の図版を収録。


出版社:  Hirmer
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  28 x 24 cm
ページ数: 256ページ
状態:   新品
その他:  図版66点
刊行年:  2022年
ISBN:   9783777437699

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