中谷芙二子【Fujiko Nakaya】

中谷 芙二子(Nakaya Fujiko 1933年 - ) 北海道・札幌出身の芸術家。1957年アメリカ・ノースウェスタン大学美術科を卒業。1960年前半は画家として活動し、1966年「E.A.T.」(ニューヨークを拠点とするアートとテクノロジーを結ぶ実験グループ)に参加。1970年日本万国博覧会が日本で初めて大阪にて開催された際、ペプシ館にて「霧の彫刻」を初展示。以降、人口の霧を用いて霧の彫刻を世界各地で展開。現在もなお新しいコンピューター技術を使用し、霧の環境を制御するシステムなどの技術を取り入れ、若手アーティストらと共に作品を展開。

本書は、2022年4月8日から7月31日にドイツ・ミュンヘンのHaus der Kunst, Munichにて開催の展示を機に刊行されました。
「霧は見えるものを見えなくし、風のように見えないものを見れるようにする」- 中谷 芙二子
日本で最も重要な現代アーティストの一人である中谷氏は、1960年代にニューヨークを拠点とする集団「Experiments in Arts and Technology (E.A.T.)」のパフォーマンスに参加し、また、鑑賞者が作品に入る体験型の霧の芸術作品にて、国際的に知られるようになりました。
1970年の大阪万博のペプシ館で最初に制作された「霧の彫刻」は、伝統的な彫刻と鑑賞者の在り方とは違い、人々が作品と物理的に関わり一時的な雰囲気の変化を生み出しました。
初期の環境問題に関心を持った中谷氏の作品は、気候危機に焦点を当て、特に重要な水と空気に基づいています。展示及び書籍では、初期の絵画作品から「霧の彫刻」、シングルチャンネルのビデオ、インスタレーション、考証文献を紹介し包括的に概要をまとめています。

出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  29.7 x 23 cm
状態:   新品
ページ数: 140ページ
その他:  図版140点
刊行年:  2023年
ISBN:   9783775752510

販売価格

10,780円(内税)

購入数



新入荷!