ロバート・スミッソン【Art in Continual Movement】

ロバート・スミッソン(Robert Smithson 1938年 - 1973年)は、アメリカ合衆国ニュージャージー州生まれの現代アーティストです。
ニューヨークで絵画を学び、イラストレーター等の仕事で活動した後、1964年にミニマルアートの流れを受けてガラス板やネオン管を使用した作品を発表します。その後、サイト・スペシフィシティ(場所固有であること)など、アート作品とその環境の関係を思考し、地球環境にまで表現方法を広げる『ランド・アート』と呼ばれる現代アートの潮流にかかわります。ユタ州・グレートソルトレイクに大きな螺旋の堤防を築いた作品『スパイラル・ジェッティ(1970)』は現在も高く評価されています。

本書は、1971年オランダのエメン市郊外でアートフェスティバル『Sonsbeek '71』に合わせて制作されたランド・アート作品『Broken Circle / Spiral Hill』を、写真・映像・ドローイング・文書・手紙などの詳細な資料で紹介する一冊です。
『Broken Circle / Spiral Hill』は『スパイラル・ジェッティ』ほど知られていませんが、世界で3作品しか残されていないスミッソンのランド・アート作品の1つで、市によって管理・保存され、立ち寄りやすい都市近郊に位置することもあり、現在も多くの人々を惹きつけています。


出版社:  Alauda Publications
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 240ページ
サイズ:  27 x 20cm
状態:   新刊
刊行年:  2012年
ISBN:   9789081531481

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6,930円(内税)

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