レイチェル・ホワイトリード【Rachel Whiteread】

レイチェル・ホワイトリード( Rachel Whiteread 1963年 - )イギリス・ロンドン出身の芸術家。イギリスを代表する現代芸術家の一人。1990年にイースト・ロンドンのChisenhale Galleyにて「Ghost(1990年)」(家具や空間のできるものの内側に石膏を流しその空間を抜き出すというもの)を発表。1993年にターナー賞を受賞し一躍名を広げる。受賞後、同時期に取り掛かっていた作品「House(1993年)」、取り壊される一軒の家の内側を”Ghost”と同じ手法を用いて型抜きした作品を制作。オブジェクトをトレースするという形態、そして鋳造の終わったあとその型となった元のオブジェクトは取り除かれる。日常よく目にする一つのオブジェクトのみならず家や家具などを、単一の素材:石膏・ゴム・樹脂などによってオブジェクトの細部にいたるまで全てをトレースし、その後、トレースされたものたちは消えゆく。インタビューにて、彼女はこの制作方法について「空間や静寂の感覚をミイラ化する」と答えている。現在、”House”は取り壊され写真でしか見ることのできない作品。

この書籍は、1997年のヴェネチアビエンナーレの展覧会カタログになります。
イギリス館にて展示されたレイチェルホワイトリードの作品8点の作品が掲載されています。作品は、「Untitled(Freestanding Bed)」「Table and Chair(Clear)」「Untitled(Resin Corridor)」「Untitled(Double Rubber Plinth)」「Untitled(Orange Bath)」「Untitled(Black Bath)」「Untitled(Ten Tables)」「Untitled(Paperbacks)」。そのほかには、作家のノートやプランニングの資料、Andrea Rose(Director)によるインタビューが含まれます。

出版社:  The British Council
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 72ページ
サイズ:  28 x 24.5 cm
状態:   中古品 良品

販売価格

5,500円(内税)

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