リー・フリードランダー(1934年生まれ)アメリカ出身の写真家です。1960年代70年代に35mmカメラと白黒写真で作品を制作しています。1966年に企画された「コンテンポラリーフォトグラファーズ」(ジョージ・イーストマン・ハウス写真美術館)展をきっかけに『ソーシャル・ランドスケープ』というドキュメンタリーフォトにおける新しい流れを創り出します。そこには、ウォーカー・エバンズやロバート・フランクら以降のアメリカの新しいドキュメンタリーフォトのスタイルがありました。アートに近いスナップフォトという形を創り出したと言えるかもしれません。一枚の写真に強く刻みこまれたメッセージ性の高い被写体や対象物は、そこにはありません。しかしながら、彼の写真にはいつも明瞭なテーマがあります。彼のテーマによって撮られ集められた写真は、繊細な表現を含みながら写真の可能性を十分に伝えてくれます。
本書は、アメリカ3都市のショーウィンドウの写真を集めた写真集になります。ニューヨーク、ロサンジェルス、サンフランシスコの歩道からショーウィンドウを初期に使用していた35mmカメラによって撮影されました。これらは、都市における消費や市場概念、性別をショーウィンドウから見いだす試みでした。2003年〜2011年に撮影されたものがランダムに掲載されています。
9周年記念SALE 39%オフ 5,600円→3,416円
出版社: Fraenkel Gallery
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 112ページ
サイズ: 33.8 x 23.5cm
状態: 新刊