デレク・ジャーマン【Derek Jarman's garden】

デレク・ジャーマン(Derek Jarman 1942年 - 1994年)イギリス出身の映画監督です。ロンドン大学キングス・カレッジにて美術を学び、映画監督ケン・ラッセルのもとで美術スタッフとして務めた後、「In the Shadow of the Sun」(1974年)で監督デビューを果たす。80年代には、ミュージシャンたちと交流を持ち、ミュージッククリップなども制作。「The Last of England」(1987年)の公開の前年、HIVへの感染が判明。「Blue」(1993年)を発表した翌年の1994年、エイズによりこの世を去りました。

「楽園は、庭に出没する」とデレク・ジャーマンは書き記しました。そして、「それらは、私のものを悩ませる」と。
皆さんのデレク・ジャーマンのイメージは、セクシャリティや暴力をテーマとした映画作品やそれらに関する論争の的となった天才的な映画監督ではないでしょうか。しかし彼は、楽園の庭の制作者でした。幾らかの人々は、このジャーマンの庭は、楽園ではなく地獄だと思ってるかもしれません。(この庭は、ダンジェネス原子力発電所に面する荒涼とした平地に位置しているからです)
幼い頃から、庭仕事が好きなジャーマンは、画家の様な目と園芸の専門知識や生態学的信念で、燧石や貝殻、ダンジェネスの流木、石、古い道具、彫刻などを低木や花を組み合わせて風景を作りました。時折、海から吹く風や嵐によって作り上げた花壇やオブジェは、吹き飛ばされることもありました。それでも、また作って眺めてを繰り返していたのでしょう。
その移り変わる彼の庭を1991年より、友人の写真家”Howard Sooley”が四季を通し撮影し、ジャーマン自身が書いた子どものように感情豊かな文章・詩を添えた、デレク・ジャーマンが最後に残した本。あらゆる困難に向かいながら、息をのむほど美しい楽園を作った庭の本。ギフトにも是非の一冊です。

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出版社:  Thames & Hudson
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 144ページ
サイズ:  23.8 x 17.5 cm
状態:   新刊

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