アンゼルム・キーファー【The Shape of Ancient Thought】

アンゼルム・キーファー(Anselm Kiefer 1945年 - )ドイツ・ドナウエッシンゲン出身の芸術家。同国の新表現主義を代表する現代アーティストの一人でもある。歴史的な主題と厚く盛り上げひび割れた絵具、乾燥した植物や鉛・針金などの作品で知られ、また絵画、彫刻、インスタレーションなど多様な形態を取る壮大なスケールである。歴史的主題には、古代ギリシア・ローマの歴史からインゲボルグ・バッハマンやパウル・ツェランの詩、新約聖書から神話までを隠喩が挙げられ、それらが再構築されていく。デュッセルドルフ芸術アカデミーにて、ボイスに師事し、日用品を用いた手法に影響を受ける。その後、1970年中頃から1980年に起こった現代絵画の動向であるニュー・ペインティングの画家として脚光を浴びる。作品は、世界の主要な美術館に収蔵されている。

キーファーの最新アーティスト・ブックとなる本書のタイトルは、アメリカ合衆国の美術史家である Thomas McEvilley の、2002年発表の同名の書籍より取られています。
キーファーは、インドとギリシア・ローマの哲学的な相違と類似を示したMcEvilleyの理論を受け、西洋と東洋の古代の神殿の併置を試みています。アーティスト自身によって合成・加工が施された写真作品28点を収録しています。
ギリシア神殿の列柱が東洋の神殿と重ね合わされ、新たな風景を作り出し、東洋と西洋が混じり合った特異で幻想的な印象を与える作品となっています。

出版社:  Schirmer/Mosel
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語、ドイツ語
ページ数: 48ページ
サイズ:  32.5 x 25.2 cm
状態:   新刊

販売価格

6,000円(内税)

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