マース・カニングハム(Merce Cunningham 1919年 - 2009年)アメリカ合衆国ワシントン州出身の舞踏家/振付家。シアトルのコーニッシュ・スクール（現在のコーニッシュ・カレッジ）にてダンスや演劇を学ぶなかでマーサ・グレアムの目に止まり、1939年からニューヨークにて、グレアムのダンス・カンパニーに参加する。彼のダンスにおける革新的な活動は、1940年代に現代音楽の作曲家ジョン・ケージとの出会いによって始まった。カニンガムは音楽とダンスの分離を提案し、ダンスの構造に動きのランダムなモンタージュという偶然性の要素を取り込んだ作品を発表した。1970年代以降は、フィルムやヴィデオ、コンピュータといったテクノロジーを使用し、表現メディアの境界を拡張する試みを行うなど、カニンガムの作品は舞台芸術というジャンルを超えた多大な影響を与えている。

本書は、カニンガムを知る様々な人物によるインタビューやエッセイ、回顧録の他、カニンガム自身によるテキストを豊富なイラストと共に収録し、1944年から1999年までのカニンガムのクリエイティブな軌跡を一望する一冊です。
寄稿は、ゴードン・ムンマ、アール・ブラウン、ジョン·ケージなどの作曲家、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグ、ナム・ジュン・パイクなどアーティスト、半世紀に渡ってカニンガムとコラボレーションを続けたイヴォンヌ・ライナー、ダグラス・ダンやキャロリン・ブラウンなどのダンサーとなっています。

出版社：　　Charta
タイプ：　　ペーパーバック
言語：　　　英語
ページ数：　320ページ
サイズ：　　24 x 17 cm
状態：　　　新刊