ジム・ランビー（Jim Lambie, 1964 - ）イギリス・スコットランド、グラスゴー生まれの現代美術家です。グラスゴーのアートスクールを卒業後、グラスゴーを拠点に活動を続けています。
展示される環境を読み取ながら、作品に使用されているオブジェクトや作品同士が生み出す『場』が展開されていくランビー作品。ポスターやミュージックアルバムのカバー、日用品などを用いたカラフルな彫刻の他、色鮮やかなビニールテープのパターンで展示会場の床面を埋め尽くすインスタレーション作品がよく知られています。また、ミュージシャンやDJとの活動も行っています。
2003年のヴェネチア・ビエンナーレでスコットランド館の代表、2005年にはターナー賞にノミネートされるなど、現在英国を代表する作家のひとりとして活躍してるアーティストです。

本書は、2014年にイギリスのエディンバラにあるフルーツマーケット・ギャラリーにて行われた個展の内容を収めた書籍になります。
詩について「我々に夢を与えてくれる」と語るランビーは、2012年にポエトリー・クラブを設立しており、パティ・スミス、リチャード・ヘル、リズ・ロックヘッド、ジョン・ジョルノ、ソウル・ウィリアムズ、ジェラルド・マランガら現代の詩人達による詩と、ランビーの最も知られた彫刻作品を織り交ぜながら構成した内容となっています。
ビジュアルアートと詩という、異なるジャンルの間を積極的に結んでいくユニークな一冊となっております。

出版社：　　Fruitmarket Gallery
タイプ：　　バードカバー
言語：　　　英語
ページ数：　176ページ
サイズ：　　21.2 x 14.8 cm
状態：　　　新刊