リチャード・ハミルトン【Richard Hamilton】

リチャード・ハミルトン(Richard Hamilton 1922年 - 2011年)イギリス・ロンドン出身の芸術家。ロンドンのロイヤルアカデミー等でアート、工学を学び、一時期デザイナーとして働いたのち、1950年ごろよりアーティストとしての活動を開始。1956年、雑誌や広告などマスメディアのイメージを使用して制作されたコラージュ作品『Just what was it that made yesterday’s homes so different, so appealing?』は、ポップアートの先駆けとして、60年代アメリカのポップ・アーティストに多大な影響を与えた。
また、反芸術を標榜し、芸術に既製品のオブジェを持ち込んだマルセル・デュシャンへ深い関心を寄せ、1960年に『Green Box』の活字版をデザインし、65年にはデュシャン自身の指導のもとで、大ガラスのレプリカ制作。印刷技術に精通し、80年代にはコンピュータで作成された作品を制作するなど、常に知的な洞察に富んだハイセンスな作品を制作し続けた。

本書は、2014年にスペイン・マドリードにあるソフィア王妃芸術センターで行われた大規模な回顧展に合わせて出版された一冊。この展覧会は、ハミルトンが直接関与した最後の展覧会であり、絵画・写真・プリント・プロダクト・広告・デジタル作品など、彼の広範囲に及ぶアートワークを14のセクションに分けて紹介しています。
1940年代の初期の作品から亡くなる2011年まで、ハミルトンの全キャリアを、350に及ぶボリュームで数多くの作品図版とテキストにより紹介する内容となっています。
また、ハミルトンの芸術的実践における、芸術の役割と既存のイメージの再文脈化を分析に焦点が当てられ、彼の作品に大きな影響を与えたマルセル・デュシャンなど、他のクリエイターとの関係に中で製作された多くの作品についての対話を収録。他にも、Benjamin H.D. Buchloch、Hal Foster、Mark Godfrey、Alice Rawsthorn、Paul Schimmel、Fanny Singer、Victoria Walshら著名な批評家によるエッセイとハミルトン自身によるテキストに加え、略歴、出品作品リスト、参考文献が収められています。

※こちらの書籍はデッドストック品の為、背部分に折れ跡のあるものがございます。ご了承頂きますようお願い申し上げます。


出版社:  Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 352ページ
サイズ:  28 x 24.8 cm
状態:   新古品

販売価格

7,500円(内税)

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