デュアン・マイケルズ【ABCDuane】

デュアン・マイケルズ(Duane Michals, 1932年 - )
革新的なフォトシークエンスによる物語を取り込んだ手法や、テキストを書き込んだ独自の写真作品で知られる、アメリカ合衆国の写真家。1956年、グラフィック・デザイナーを目指し、パーソンズ・スクールで学んだ後、1958年に休暇でソ連を訪れた際に写真に目覚め、独学で写真を学ぶ。この旅行の間に撮った写真は、ニューヨークのアンダーグラウンド・ギャラリーで1963年に開催され、最初の展覧会となった。
長年にわたり、商業写真家としてエスクァイアとマドモアゼルで働き、1974年には、グレート・ギャツビーの映画化に際してヴォーグの特集記事を担当。1968年にメキシコ政府から夏季オリンピックの撮影を依頼された他、1970年に彼の作品がニューヨークの近代美術館で展示。1970年の写真集『Sequences』で、一連の写真を通して物語を語る手法を用いた他、自分の写真の近くにテキストを手書きし、それによってその画像自体では伝えることができなかった情報を与えるなど、写真表現に新しい感性を持ち込み、後の写真家に大きな影響を与えた。

本書は、マイケルズの多様なイメージ・シークエンス、手書きのテキストをもとに、様々なテーマをアルファベット順にまとめた書籍となります。文学(ホイットマン、ジョイス)、アーティスト(バルテュス、デュシャン)、彼が人間として抱えた問題(悲しみ、子供の物語、同性愛、神)、認知症に苦しんだパートナーなど、彼の人生と作品を知るための60以上のテーマが収められています。
また、ピッツバーグのカーネギー美術館に寄贈された彼の個人的なアートコレクションから、ベレニス・アボットによるウジェーヌ・アジェのポートレート、ジョゼフ・コーネルのコラージュ、デイヴィッド・ホックニーのドローイングなど、これまで出版されたことのない彼の指針となったイメージを収録し、芸術、写真、そして人生について、彼の非常に興味深く、遊び心があり、謙虚で、心を躍らせるような観察と、ユニークで創造的なこだわりを明らかにする一冊となっています。


出版社:  Monacelli Press
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 184ページ
サイズ:  26 x 21 cm
状態:   新刊

販売価格

3,900円(内税)

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