イボンヌ・レイナー【Moving And Being Moved】

イボンヌ・レイナー(Yvonne Rainer, 1934 - )カリフォルニアとニューヨークを拠点に、ダンサー・振付家・映像作家としてポストモダン・ダンスシーンを牽引してきたアーティストです。
サンフランシスコに生まれ、保険会社でタイピストとして働く生活の中、画家のAl Heldに出会い、ニューヨークに移ります。ニューヨークでは1957年頃からEdith StephenやMartha Grahamのダンスクラス参加した後、マース・カニンガムの元で8年に渡り学んでいます。1960年頃からジョン・ケージの理論を取り入れた作品など、実験的な振り付けのダンス作品を発表。プロットや物語に従うのではなく、身体を様々な動きを生み出す源として扱った彼女のダンスは、コンテンポラリーダンスの主要な要素として多くのアーティトに影響を与えました。
70年代からは長編映画の製作に力を注ぎ、90年代まで多くの実験的映画を発表しています。2000年にはダンスと振り付けの活動を再開し、政治、歴史、ジャーナリズムなど幅広い視点を取り込んだ作品を手がけています。

本書は、60年代の終わりの代表作である『Trio A』や『The Mind Is a Muscle』、2000年にダンスに復帰した『White Oak Dance Project』など、最も知られたパフォーマンスとプロジェクトに焦点を当て、テキストと写真やドローイングなど様々な資料によってレイナーの作品を紹介する書籍になります。彼女自身によるエッセイの他、ダンサー・振付家のトリシャ・ブラウンとの対談を収録し、レイナーのダンスワークを様々な角度から読み解く一冊となっています。


出版社:  Roma Publications
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 128ページ
サイズ:  27.5 x 20.3 cm
状態:   新品

販売価格

4,800円(内税)

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