ヘレン・フランケンサーラー【After Abstract Expressionism 1959-1962】

ヘレン・フランケンサーラー(Helen Frankenthaler 1928年 - 2011年)アメリカ合衆国・ニューヨーク出身の画家。1960年代に始まったカラーフィールド・ペインティングを代表する画家でもある。アーシル・ゴーキー、ヴァシリー・カンディンスキー、ジャクソン・ポロックなどから影響をうけながら抽象表現主義の独自のスタイルを築き上げ、抽象表現主義のプロセスに新しい方向性を見出したといわれる手法を発見する。下塗りをしていないキャンバス(ロウ・キャンバス)上に薄く溶いた絵の具を染み込ませ直接描く方法”ステイニング (Staining)”という技法を開発。
この手法は、重力だけではなく、素材の持つ特徴によりコントロールの出来ない部分が生まれる。オイルの滲みは、ポロックのドリッピングをより抒情的な方向へ展開させたと言える。(「山と海」はその最初の作例とされている)。この新しい試みにより、男性支配のニューヨーク・スクールにおいて重要な作家の一人となり、モーリス・ルイスや他の画家たちに大いに影響を与えた。

本書は、2017年にフランス・パリのGagosian Parisで開催された展覧会を機に刊行されました。
1959年から1962年までのフランケンサーラーの14点の絵画と、それ以前の紙の作品2点が紹介されています。この美しい書籍は、彼女の作品群の中で、特にユニークで刺激的で、あまり知られていない一連の作品、を一点一点丁寧にカラー図版で掲載し、詳細な7つの見開きページも含まれています。John Elderfieldによる新しい洞察に満ちたエッセイも収録。今までに滅多に効果さ入れないドキュメンタリー写真が本全体に掲載されています。

出版社:  Gagosian/ Rizzoli
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 88ページ
サイズ:  33 x 28cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版16点

販売価格

16,000円(内税)

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