バーバラ・ヘップワース【Art & Life】

バーバラ・ヘップワース(Barbara Hepworth 1903年 - 1975年)イギリス・ウェスト・ヨークシャー州出身の芸術家。同国の彫刻の発展に貢献した、20世紀のイギリスを代表する彫刻家。特に抽象彫刻の開拓者でもある。力強い中に繊細さを合わせもつ彫刻作品で知られている。
イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学んだ後、留学奨学金にてイタリア・フィレンツェを訪れ、大理石彫刻を学ぶ。初期は、ヨーロッパに起こった芸術運動にも傾倒しており、構成主義に関する著書をイギリスで刊行。フランス旅行の際には、ジャン・アルプ、パブロ・ピカソ、コンスタンティン・ブランクーシのアトリエを訪問。戦時中には、自身のスタジオを置くセント・アイヴスが芸術家らの疎開先となる。1949年にベン・ニコルソンと共にペンウィズ芸術協会を創設。(バーナード・リーチら19名が創設メンバー)。1950年には、第25回ヴェネチアビエンナーレに参加。晩年は、リトグラフ作品も制作。作品は、世界の主要な美術館に収蔵されている。

本書は、20世紀で重要な芸術家の1人であり、モダニズム彫刻のパイオニアであるバーバラ・ヘップワース。モダニズムの伝統的な物語を超えて、ヘップワースの驚くべき生涯、作品、遺産について包括的に記された伝記です。
ヘップワースは、一つのことに打ち込む姿勢が、生涯において避難を受けていました。批評家やコメンテーターは彼女と彼女の作品の両方を「クールで抑制された」ものとして言及しました。1930年代のモダニズムの抽象的な彫刻と、同時代の男性の作品との関係に焦点を当てているため、彼女の作品の要素と関連する情熱が見過ごされてきたのです。
この書籍では、ダンス、音楽、詩、現代の政治、科学、技術への彼女の興味をまつてないほどまとめあげ、多面体で学術的なアプローチ、友人やネットワークを通じて、これらの分野に関与していた彼女と彼女の芸術的実践、そして、一見、矛盾している様に見える分野やアイデアを一貫したインスピレーションにまとめあげた哲学を方法をこの一冊にまとめました。161点の図版とともにヘップワースを再考する一冊です。


出版社:  Thames and Hudson
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 288ページ
サイズ:  24 x 16.5 cm
状態:   新品
その他:  図版161点
刊行年:  2021年
ISBN:   9780500094259

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