マーク・ブラッドフォード【Pickett’s Charge】

マーク・ブラッドフォード(Mark Bradford 1961年 - )アメリカ合衆国・ロサンゼルス出身の芸術家。絵画、コラージュ、ビデオアート、インスタレーション作品で知られる。南カリフォルニアのコミュティの多様な文化や地理的な要素、自身の第三世代という個人的な経歴などを背景に、多層に重なり合うレイヤーで構成されたコラージュ作品を特徴としている。また、1960年代の市民権のデモや移民問題などの抗議活動も、群衆のイメージとして用いられている。バレンシアのThe California Institute of the Artsで学び、BFAとMFAを取得。2017年の第57回ヴェネチアビエンナーレでは、アメリカ合衆国代表として「Tomorrow Is Another Day」を展示。

本書は、ブラッドフォードの一連のプロジェクト「Pickett’s Charge」を記録した一冊です。この記念碑的なプロジェクトは、ワシントンD.C.のハーシュホーン博物館の空間を囲んだ400フィートの8枚の絵画で構成された記念碑的なインスタレーションでした。南北戦争、そしてアメリカの歴史において重要なゲティスバーグの戦いを記念してポール・フィリップポトーが描いた1883年のサイクロラマに触発されています。フィリップポトーの絵画的要素は、隠された質感や複雑さを明確にするために切り取ったコラージュの中にあります。過去と現在、明解さと神秘的/刺激的なものの間で起こる相互作用は、歴史の点と線を結んでいきます。歴史的なサイトペシフィックプロジェクトをご覧いただけます。
また、作家へのインタビュー、Evelyn Hankinsによるエッセイも収録。

出版社:  Yale University Press
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 96ページ
サイズ:  29 x 18 cm
状態:   新刊

販売価格

3,000円(内税)

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