ソフィ・カル【Sophie Calle (Photofile)】

ソフィ・カル(Sophie Calle 1953年 - )フランス・パリ出身の芸術家。80年代より芸術活動を始め、美術機関で教育を受けていない。7年間の放浪の旅からパリに戻った後、見知らぬ人を尾行したり28人の友人や赤の他人に自身のベッドで8時間寝てもらい撮影をするという作品を制作。自身の感情や記憶を扱った作品やプライベートな感情や行為を視覚化する作品などがある。それらの作品はフィクションなのかノンフィクションなのかも分からないまま、鑑賞者は追体験し様々なことを感じる。また、作品形態は写真とテキストという組み合わせが多く、それらの展示の際の構成は、鑑賞者を彼女の世界に導く。また、彼女の書籍は、アーティストブックのように凝った作りとなっており、どの書籍もサイズ・表紙・紙・配列・印刷に至るまで、本を開くだけで、作品を見るように手に取ることができる。

コンセプチュアル・アーティスト、写真家、映画監督、さらには私立探偵など、ソフィ・カルは様々な紹介の仕方をされています。
カルは、明確な物語的要素、画像とテキストの組み合わせによって、鑑賞者が認識しやすい作品を生み出してきました。The Guardian(イギリスの大手新聞社)では、「汚れた洗濯物のマルセル・デュシャン」と呼ばれる彼女は、親密なものと公的なもの、現実と虚構、芸術と生活などの境界を曖昧にします。彼女自身の感情的、または心理的な生活を作品のテーマとして提示することで、鑑賞者に悲しみ、喪失、記憶について深く思いを馳せることを促します。この書籍の著者Clement Cherouxは、20点を超えるカルの最も有名な作品及びプロジェクトを紹介し、それぞれにはアーティスト自身の言葉が添えられています。
ポケットサイズでペーパーバックの持ち運びしやすい可愛らしいデザインの書籍です。

出版社:  Thames and Hudson
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
サイズ:  19 x 12.5 cm
ページ数: 176ページ
状態:   新品
刊行年:  2023年
ISBN:   9780500411216

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2,750円(内税)

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