ローズ・ワイリー【Which One】

ローズ・ワイリー(Rose Wylie 1934年 - )イギリス・ケント出身の画家。現在も同州を拠点を活動している。漫画やイラスト、子供の絵のようなイメージの絵画で知られています。1952年から1956年にThe Dover School of Artで学び、1981年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートで修士号を取得した。結婚後、家族を養うために制作を諦めたが自宅で絵画教室などを開いていた。2009年、Theadneedle賞のファイナリストに選出され、2011年にはPaul Hamlyn Foundationの視覚芸術賞を受賞。2010年にはワシントンD.C.のThe Natiinal Museum of Woman in the Arts, Washingtonの”Woman to Watch”では、唯一のアメリカ合衆国以外のアーティストとして参加。その後も、世界各国の主要な美術館で展示を行っている。活動に注目が集まったのは、晩年2009年頃からとなる。

本書は、David Zwirnerにて開催の4つの展覧会を機に刊行されました。
ハーパースバザーのCharlotte Brookは、「ワイリーは、政治、宗教、名声、愛、歴史、お金、自然についての彼女の考えや疑問をキャンバスに込めます。最も厄介なトピックに恐れることなく正面から取り組むのです」と言います。
映画、ポップカルチャー、そして個人的に経験したファッションの歴史にインスパイアされたワイリーは、ハイカルチャーとローカルチャーを大胆なテクニックで融合させ利用しています。彼女のユニークな素材をオーバレイしていく実践は、素晴らしい構成を生み出します。正式な美学と非公式な美学の間に、概念的な緊張を与え、テキストの視覚的要素を絵画の正式な詳細として使用します。
書籍では、4つの展示から最新作などを100点以上の図版で紹介。また、Nicholas Serotaによる序文、Barry SchwabskyとDavid Salleによるエッセイ、ハンス・ウルリッヒ・オブリストによるインタビューも収録しています。

出版社:  David Zwirner
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 196ページ
サイズ:  33 x 24.8 cm
状態:   新刊
その他:  図版116点
刊行年:  2023年
ISBN:   9781644230756

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