クリスト&ジャンヌ=クロード【L’Arc de Triomphe, Wrapped】

クリスト(Christo 1935年 - 2020年)ブルガリア・ガブロヴォ出身の芸術家。1995年の旧ドイツ帝国議会議事堂が灰銀色の布と青いロープで梱包された「梱包されたライヒスターク」や、茨城県とカリフォルニアに同時に3100本の傘を立てた「アンブレラ」など、壮大なプロジェクトで知られている。作品の規模が非常に大きいため、作品の設置許可の問題やプロジェクトへの反対運動など論争を巻き起こし、中には数十年がかりで制作される作品もある。莫大な制作費用は、スポンサー契約ではなく、プロジェクトに関するマルティプル(スケッチや出版物)の販売で全てを賄っている。
ブルガリア・ソフィアの美術学校で学び、プラハへ移動。その後、ウィーン美術アカデミーで学び、パリに移動。1958年に同都市にてジャンヌ=クロード(Jeanne-Claude, 1935 - 2009年)と出会い結婚、1964年にニューヨークへ移住。クリスト&ジャンヌ=クロード(Christo and Jeanne-Claude)の名で活動を開始する。
ジャンヌ(Jeanne 1935年 - 2009年)モロッコ・カサブランカ出身。1952年にThe University of Tunisでラテン語と哲学の博士号を取得。2009年脳動脈瘤により他界。

1961年のパリで、ジャンヌ=クロードに出会って3年後、クリストは、小さな部屋の中で、街の最も象徴的なモニュメントの一つ「凱旋門」を包むという大規模なプロジェクトの研究を始めました。
そして60年、25,000平方メートルのシルバーブルーのリサイクル可能な布、3,000メートルの赤いリサイクル可能なロープによって彼らのビジョンが実現しました。他の作品と同様に、凱旋門を覆ったこのプロジェクトも一時的なもので、2021年9月18日(土)から10月3日(日)の16日間に行われました。これは、彼らがこの世を去った後に実現した夢の作品です。生涯にわたるパートナーシップへのオマージュとして刊行されたこの本には、オリジナルのスケッチ、技術データ、写真が掲載されており、この驚異的なアート作品の誕生の魅力的な舞台裏を紹介しています。

出版社:  Taschen
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語、フランス語、ドイツ語
サイズ:  29 x 23.5 cm
状態:   新品
ページ数: 128ページ
その他:  カラー図版220点
刊行年:  2021年
ISBN:   9783836579520

販売価格

5,170円(内税)

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