エルズワース・ケリー【Sculpture on the Wall】

エルズワース・ケリー(Ellsworth Kelly 1923年 - 2015年)アメリカ合衆国・ニューヨーク州出身の芸術家。20世紀から21世紀の同国を代表する画家の一人でもある。ジャン・アルプ、コンスタンティン・ブランクーシ、ジョン・ケージやマース・カニングハムなどの影響なども受けた半立体的な絵画は、ギャラリーや美術館などの空間をも意識し、全ての色や形が機能する在り方へと表現形態を拡大。簡素で自然な形と色彩の構成についての研究を重ね、第二次世界大戦後の抽象表現主義の代表的作家となる。幼少期は、人口の少ない村で過ごし、8歳になるころ祖母に連れていかれたバードウォッチングは彼が自然の中から美しい形を見つけるとても良い経験となった。その後は、鳥類学者についても興味を抱く。特にやジョン・ジェームズ・オーデュボンは、ケリーに大きな影響を与えた。ボストンの芸術学校で学び、パリ・ボザール美術学校にも足を運んでいる。

本書は、2013年5月4日から9月2日まで、アメリカ・フィラデルフィアのBarnes Foundationにて開催の展覧会を機に刊行されました。1951年にケリーは、”things to cover walls” (壁を覆うもの)を制作したいと宣言しました。それ以来、壁から自由な平らな絵画/オブジェクトを制作し、絵画、彫刻、建築の交差点を探求してきました。
書籍では、ペン・センターのThe Philadelphia Transportation Buildingのために最初の作品、特に1956から1957年の記念碑的な彫刻から、彼の作品と建築との関係を調査しまとめました。

出版社:  Barnes Foundation
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  23.8 x 33.8 cm
状態:   新品
ページ数: 64ページ
刊行年:  2013年
ISBN:   9780984857821

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