パブロ・ピカソ【The Self-Portraits】

パブロ・ピカソ(Pablo Picasso 1881年−1973年)スペイン・マラガ出身。20世紀を代表する芸術家の一人。フランスにて活動し、20世紀の初めに現代美術の大きな一つの流れであるキュビズムをジョルジュ・ブラックと共に創始。生涯で数多くの作品を残し、それらは油絵や素描のみにとどまらず、彫刻、陶器、挿絵、版画にまで及ぶ。作風は、常に変化し『青の時代』『バラ色の時代』『キュビズム時代』『新古典主義の時代』『シュルレアリスム時代』と分類される。代表作には、キュビズムの幕開けとなった作品『アヴィニョンの娘たち』や、現在はスペイン・マドリッドのソフィア王立美術館にある『ゲルニカ』などが挙げられる。

本書は、パブロ・ピカソの自画像に捧げられた最初の書籍です。その多くが個人のコレクションで、今回、初めて出版されました。
ピカソの人生と芸術についてはこれまで多くのことが語られ、書かれてきましたが、彼の自画像が研究され、一冊の書籍にまとめられたことはありませんでした。おそらく、彼が常に自身の作品に多くの疑問を残していたからでしょう。しかし、彼が鉛筆画の破線であれ、手紙の下部の装飾であれ、キャンバスであれ、絶え間なく自分自身を描いていた事実は、疑いようがありません。
ピカソの未亡人であるジャクリーヌの勧めで、著名な美術史家Pascal Bonafouxは、40年以上前に彼の自画像の研究を始めました。この書籍は、その成果です。13歳の少年だった1894年の最初の作品から、亡くなる1972年の最後の作品まで、彼はピカソの人生と芸術の進化を書き留めました。様々な顔を持つピカソの自画像。この書籍では、170点のドローイング、絵画、写真で構成されており、一部には個人のコレクションからの未発表のものが含まれています。


出版社:  Thames and Hudson
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  25.5 x 19 cm
状態:   新品
ページ数: 224ページ
その他:  図版170点
刊行年:  2023年
ISBN:   9780500025833

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