ワンゲチ・ムトゥ (Wangechi Mutu 1972年 - )ケニア・ナイロビ出身のアメリカ合衆国の芸術家。映像、絵画、彫刻、パフォーマンス作品で知られている。セルフイメージ、ジェンダー構造、文化的トラウマ、環境破壊、美と権力の概念などの問題を探究しながら、女性の身体を演出するコラージュ・ペインティングやインスタレーション、ビデオパフォーマンスなどの作品を制作。1990年代にニューヨークに移住し、The New School for Social ResearchとParsons School of Art and Designにて美術と人類学を学ぶ。1996年に、Cooper Union for the Advancement of the Arts and ScienceにてBFAを取得、2000年にYale School of Artにて彫刻の修士号を取得。メトロポリタン美術館のファサードプロジェクトの彫刻作品も完成し、作品は、ニューヨーク近代美術館やテートモダンなど世界の主要な美術館に収蔵されている。
現在もニューヨークを拠点に活動を行なっている。
本書は、ワンゲチ・ムトゥのこれまでのキャリア全体にわたるテーマの一貫性と発展を紹介した包括的なものモノグラフです。
ケニア出身のアフリカ系アメリカ人アーティストの中で影響力のあるムトゥの学際的な実践は、フェミニズム、アフロフィーチャーリズム、異種共生などに影響を受け大きく変化した未来に向けて、新しいモデルを提案しながら現代の現実と向き合っています。作品は、歴史的な暴力と女性への影響、そして共存、生態系、その他の生命体との切れない絆など今日の最も重要な問題にも触れています。2023年2月に新たに開館した美術館での大規模な個展に際し、この書籍では、1990年代後半の初期の彫刻作品から、2000年代初頭のコラージュ作品、近年のビデオ作品などキャリア全体を年代順に紹介しています。
出版社: Phaidon
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
サイズ: 30.5 x 22.9 cm
状態: 新品
ページ数: 248ページ
その他: 図版220点
刊行年: 2023年
ISBN: 9781838666330