ハンス・ハ−ケ【Hans Haacke 1967】

ハンス・ハーケ(Hans Haacke 1936年 - )ドイツ・ケルン出身のコンセプチュアルアーティストです。現在、アメリカ・ニューヨーク在住。カッセルの美術学校で学んだ後、61年にアメリカに移ります。初期の作品は物理的作用を観察・提示する作品、自然現象を知覚化したものでした。良く知られた作品の一つ”Condensation Cube, 1963-1965”:正立方体のガラスのキューブに水を閉じ込めた作品はこの頃に作られています。その後、政治色の濃い作品を手がけるようになります。このことで、美術館での展示を余儀なく取り止められるなどの圧力なども受けますが、1993年にはナムジュン・パイクと共にヴェネチア・ビエンナーレのドイツ館代表を努め、金獅子賞を獲得しています。

本書は、2011年にアメリカのMITリスト・ヴィジュアル・芸術センターで行われた展覧会”Hans Haacke 1967”と同時期に刊行されたものになります。本展覧会は、ハーケが1967年にMITにて展示を催したことに由来します。表紙の風船の写真”Sky Line”はその時に展示された作品です。今回の2011年の展示では、初期作品と言われる1960年代の作品の写真(展示風景)が多数展示されました(ほとんどの写真が白黒です)。本書にも豊富に写真が収められ、今回初めて英語に訳された「政治的な理由から。キャンセルされた1971年のグッゲンハイム美術館のハンス・ハーケの個展」についてのエッセイが収録されています。また、数点ドローイングも掲載。

出版社:  MIT list visual arts center
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 80ページ
サイズ:  25.5 x 20.4 cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版23点、白黒図版48点

販売価格

2,200円(内税)

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