ロバート・アダムス【A Road Through Shore Pine】

ロバート・アダムス (Robert Adams 1937年 - )アメリカ・ニュージャージー州出身。アメリカを代表する写真家です。特にアメリカの西部や都市化する街と自然を被写体に、柔らかなトーンの写真作品を制作。幼少期は父親の仕事によりアメリカ各地で過ごし、1955年コロラド州の大学に進学。翌年、カリフォルニア州の大学に移り勉強を続けます。1962年にコロラド州に戻り、大学にて教鞭を執る。1963年には35mmの一眼レフにて主に自然や建築物を撮り始め、独学の後にプロのカメラマンより本格的な写真技術を学んだ。70年代初頭には写真家として働き始める。1974年、写真集「The New West」を刊行。翌年に『ニュー・トポグラフィクス』展にて、スティーブ・ショアー、ベッヒャー夫妻とともに選出されています。

本書は、2013年の秋、オレゴンのネハレム・ベイ州立公園にて撮影された、アダムスによる18枚の写真シリーズを収めたものです。始めは自動車で、その後徒歩にて、樹木によって孤立した道を海まで移動した瞑想的な旅の記録となります。本写真シリーズは、細部まで緻密に描写することが可能な中判カメラを使用して、アダムス自身によってプリントされました。
アダムスはこれらの写真について次の様に書いています。
「この道を、かつて私の家族と旅行した。当時のメンバーの多くは亡くなってしまったが、カースティンと私は木のたとえのようにこの道を訪れる。」
また表紙には、ギリシアの詩人のイオルゴス・セフェリスから引用し「素晴らしい道は、あなたが涙を流すには十分だ。パインの木、パインの木…」と鉛筆で書かれた作品保管用のボックスがプリントされています。


出版社:  Fraenkel Gallery
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 42ページ
サイズ:  30.6 × 25.2 cm
状態:   新品

販売価格

5,800円(内税)

SOLD OUT
関連するオススメ書籍




新入荷!