ロバート・ラウシェンバーグ(Robert Rauschenberg 1925 - 2008年)アメリカ出身。20世紀を代表するアメリカの現代芸術家。カンザス・パリ(一時)にて美術を学び、また多くの現代芸術家を排出した『ブラック・マウンテン・カレッジ』にてヨゼフ・アルバースに学ぶ。(同時期のブラック・マウンテン・カレッジには、ジョン・ケージやサイ・トォンブリーらも)また、ジョン・ケージの初の『ハプニング』(1952年)に参加、そして、デ・クーニングより提供された本人のドローイングを消してしまうパフォーマンス『消されたデ・クーニング』(1953年)を制作。1954年には、後に名付けられる『コンバイン・ペインティング』(日常的な道具と廃品を組み合わせ、その上に筆を加える)を制作し始めます。その後も、勢力的に活動を続け数々の作品を生み出した。

本書は、1990年、2004年、2018年の3度に渡り、再販を繰り返している書籍の3刷目の2018年再刊行分になります。この書籍は、ラウシェンバーグの芸術の驚くべき器用さと範囲、そして新興的なアーティストをも示しています。今では、有名なコンバインの制作、アートとテクノロジーへの橋渡しの熱意、ラウシェンバーグ海外文化交流の確立、そして最後となったUniversal Limited Art Editionとの共同作業であったThe Loutus Seriesなど。
因習打破主義的、寛大、独創的、衝動的、敏感、群衆的、驚異的、これらはロバート・ラウシェンバーグと彼のキャリアを通じて、制作してきた芸術を説明する言葉のほんの一部です。1964年にベネチアビエンナーレで最優秀賞を受賞した38歳から、第二次世界大戦後の芸術の創造的な爆発の中心人物でした。この重要なアーティストの古典的な伝記の改訂版は、彼の人生の最後の年という最も重要な瞬間をカバーした新しい章を追加し、ポストモダンの世界の、彼の大いなる遺産と継続的な影響についての詳細な考察を提供しています。また、新しく撮影された写真、友人、同僚、評論家、美術史家へのインタビューも収録されました。

出版社：　　Abrams
タイプ：　　ハードカバー
言語：　　　英語
ページ数：　368ページ
サイズ：　　26.7 x 25.4 cm
状態：　　　新古品
その他：　　図版200点以上
刊行年：　　2018年
ISBN：　　 9781419729652