カタリーナ・グロッセ【Studio Paintings 1988 - 2022】

カタリーナ・グロッセ(Katharina Grosse 1961年 -)ドイツのフライブルク・イム・ブライスガウ出身の芸術家。現在は、同国・ベルリンを拠点に活動を行う。近年の現代美術において、重要な女性アーティストでもある。工業用スプレーガンを使用し、屋内外に大きなインスタレーションのような絵画を製作。フレスコ画や、抽象表現を組み合わせたスプレーで描かれた絵画、彫刻との両方の要素をもつ多次元的な作品は、独特な色彩が特徴の一つでもある。また、絵画という2次元の手法と彫刻や建築といった3次元への変換に色彩は十分に効果を表すようまとめられる。Kunstagademie MunsterとDusseldolf Academyにて学ぶ。また、2010年から2018年にDusseldolf Academyで教鞭を執る。2011年にはここ日本の東京現代美術館で開催のゼロ年代のベルリン - 私たちに許された特別な場所の現在(いま)」展にも、参加。作品は、世界の主要な美術館に収められており、ビエンナーレやトリエンナーレにも参加。

本書は、1980年代後半から現在までのカタリーナ・グロッセのスタジオの実践に焦点を当てた、最初の研究書です。約160点の作品が掲載され、5つのエッセイと芸術家への洞察に富んだインタビューでは、彼女が絵画の概念をどのように拡張したかを調査しています。

色彩を直接的にそして物理的な存在として捉えることは、カタリーナ・グロッセの制作の中心となっています。絵画がパフォーマンスの形式をとるという、オープンエンドな創造的プロセスを通じて、色彩は動きを体現し、感情的な可能性を具体化します。この課題は、公共の場で制作される大規模な作品にだけではなく、スタジオ制作においても同様です。当初から、グロッセの実践の中心です。

出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  28 x 22.8 cm
状態:   新品
ページ数: 312ページ
刊行年:  2022年
ISBN:   9783775753388

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