エルムグリーン&ドラッグセット【Useless Bodies?】

ミカエル・エルムグリーン(Michael Elmgreen 1961年 - )デンマーク・コペンハーゲン出身とインガ−・ドラッグセット(Inger Dragset 1969年 - )ノルウェー・トロンハイム出身の二人からなるアーティストユニット。1995年よりロンドン・ベルリンを拠点に共同制作を始め、現在は、ドイツ・ベルリンを拠点に活動を行っている。パフォーマンス、映像、インスタレーション、環境作品など様々なメディアを使用した作品を展開。ユーモラスな方法で、私たちの生きる現代社会を鑑賞者に、問いかけるように再確認させる提示を行う。第53回ベネチアビエンナーレにて特別賞を受賞。その後、世界の主要な美術館にて個展を開催。ここ日本では、2012年越後妻有アートトリエンナーレに参加。

本書は、2022年3月31日から8月22日まで、イタリア・ミラノのFondazione PRADAにて開催の展覧会を機に刊行されました。3000平方メートルの広大な敷地で開催されたエルムグリーン&ドラッグセットの展覧会「Useless Bodies?」は、Fondazione PRADAが実現した大望の展示の一つでもあります。
4つのギャラリースペースとミラノの会場の中庭のために考案されたこの展示は、私たちの物理的な存在が中心性を失う、または完全に不必要にさえ見える、産業革命以降の「身体」の現状を探っています。この変化は、労働条件から健康、対人関係、情報を保持する方法に至るまで、私たちのあらゆる側面に影響を与えています。特に、展示の前後に起こったパンデミックを考慮し、特に二次元画像を基礎とした世界が、私たちの身体に与える影響について検証されました。
身体の認識は、彼らの彫刻作品やパフォーマティブ作品の多くの側面を結びつける根底にあるテーマであり、彼らは現在まで、成長や親密さ、アイデンディティ、様々な生活様式、公共の領域をどのようにナビゲートするのかを主題としてきました。
この展示では、展示をめぐるといくつかの没入型のインスタレーションにも出会います。プラダ財団の敷地内でのこの展示は、それぞれが独自の雰囲気、テーマ、美学をもった一連の異なる世界を作り出しました。

出版社:  Fondazione PRADA
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ:  528ページ
サイズ:  22.7 x 17 cm
状態:   新品
その他:  図版247点
刊行年:  2022年
ISBN:   9788887029802

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18,150円(内税)

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