ロイス・ヴァインベルガー【Lois Weinberger】

ロイス・ヴァインベルガー(Lois Weinberger 1947年 - 2020年)オーストリア・チロル、ゲマインデ・シュタムス出身の芸術家。1990年以降の「芸術と自然」に影響を与えた芸術家の一人。
70年代頃より、自然と文化を基盤に自身を農業労働者とする視点から始め、エスノポエティクス作品を制作。80年代後半には、アトリエで栽培した荒地植物を町の各所に植える「ガーデンプロジェクト」を開始、1997年のドクメンタ10では、約100メートルの電車の駅に植物を植えた。日本では、過去にICCや金沢21世紀美術館で展示を行なっている。

本書は、ロイス・ヴァインベルガーが、第一回Klocker Foundation Art Prizeを受賞した際に、刊行されました。ヴァインベルガーは、70年代以降、自然を主題の中心に据え、芸術作品を展開してきました。自然と文化の境界に位置する社会的言説や問題に応えて、彼は自然そのものが語るという手法を用いてきました。緑、増殖、荒地、文明の周縁などは、生きている全てのものに刻まれた内なるダイナミズムへの参照として機能します。最小限の絵画的構成とほとんど見えない介入によって、植物を「完璧な暫定領域」に変え、明らかな構造や変化と未完成の一見無意味にも思えるプロセスと条件の完璧な計画を紹介しています。

出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  27 x 20 cm
状態:   新品
ページ数: 144ページ
その他:  図版70点
刊行年:  2014年
ISBN:   9783775739184

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