インゲ・モラス(Inge Morath 1923 - 2002)オーストリア・グラーツ出身の写真家。ウィーン、パリにて通訳やジャーナリストとして働き、後に写真集団『マグナム』に編集者として参加。ロンドンにて写真を学ぶ。アンリ・カルティエ=ブレッソンのアシスタントを務めた後、写真家として活動し、1953年より女性で初めてのマグナム会員となる。1950年代から世界各地を取材し15冊以上の写真集を制作、出版する。晩年、イランにて女性写真家として非常に困難な中、撮影を行うほか、マグナムでは2002年から30代以下の写真を目指す女性の為にインゲ・モラス賞を設立した。
本書はモラスが、1956年に訪れたイランの写真集。後年モラスは、女性としてイランで撮影を行うことは非常に困難であったと回述しています。イランの人々と生活を、細やかに写し撮った写真を300ページにわたって(取材記録を含む)紹介しています。
出版社: Steidl
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
サイズ: 32.5 x 25.8cm
状態: 新刊