グレイソン・ペリー(Grayson Perry 1960年 - )イングランド東部のエセックス出身。イギリスを代表する芸術家。陶磁器の花瓶、タペストリー、クロスドレッシングなどの作品で知られている。大学にてファインアートを学び、1980年代にロンドンを拠点として活動。のちに、美術学校の夜間学校へ通い、陶芸を学ぶ。また、クロスドレッシング(社会的に異性の装いとされているものを着用すること)は、自身のセクシャリティや人々のアイデンティティへの問い掛けとして取り組んでいる一つの活動でもある。その他、映像制作やドキュメンタリーも制作。2003年、ターナー賞を受賞。2005年、「Why Men Wear Frocks」を発表し、ロイヤルテレビ協会賞を受賞。作品は、世界の主要な美術館へ収蔵されている。

本書は、2023年7月22日から11月12日まで、スコットランド・エディンバラのThe Royal Scottish Academy, Edinburghにて開催の展覧会を機に刊行されました。この展覧会は、グレイソン・ペリーの約40年のキャリア全体をもたする英国史上最大の展示でした。ペリー自身の芸術、人生、キャリアを振り返り、その過程でインスピレーションを得た源を振り返ります。

「It is a moment to reflect on the arc of my career.」 -　Grayson Perry

書籍では、エセックスの田舎での若い頃から、The Rpyal Albert Hallで成功を収めたステージショーまで、ペリーの人生と作品についての洞察をまとめ、初めて紹介される新作を含め75点の作品を掲載し、キャリアを包括的に紹介しています。
ヴィクトリア・コーレン・ミッチェルの示唆に富んだ寄稿では、ペリーの芸術におけるユーモアの役割を考察し、真剣な芸術家であると同時に愛すべきキャラクターであるという過小評価されがちな努力を浮き彫りにしています。パトリック・エリオットは、ペリーの輝かしい伝記のようなエッセイを提供し、版画、壺、タペストリーの作品の背後にある技術とプロセスについて記述しています。

出版社：　　National Galleries of Scotrland
タイプ：　　ペーパーバック
言語：　　　英語
サイズ：　　26.5 x 24.5 cm
状態：　　　新品
ページ数：　136ページ
その他：　　カラー図版95点
刊行年：　　2023年
ISBN：　　 9781911054627