ジョン・ケージ【4’33” - Sounds Like Silence】

ジョン・ケージ ( John Cage 1912年 - 1992年 ) アメリカ出身の音楽家です。実験音楽家、作曲家、詩人、きのこ研究家であり、音楽・芸術の分野に大きな影響を与えた人物です。1934年から1937年にかけて、シェーンベルクに師事。1940年には、プリペアド・ピアノを考案。この頃、ブラック・マウンテンカレッジで教鞭もとっています。1952年には「4’33」を制作。この作品が制作された1950年代には、中国の易などを用い、それまでの西洋音楽になかった『偶然性』を取り入れた「チャンス・オペレーション」などを生み出しました。

本書は、1952年8月29日に初演され、広く衝撃と影響を与えたケージの代表作『4'33 "(4分33秒)』をまとめた書籍となります。2012年から13年にかけて、ドイツ・ドルトムントのHartware MedienKunstVerein Dortmundにて行われた、『Sounds Like Silence』と題する展覧会に合わせて出版されました。
『Esseys』『Scores and Documents』『Silence: A Reader』『Exhibition』の4つの章に分け、新しい理論的解説と、オリジナルの楽譜、そのバリエーション、派生作品、本作に影響を受けたアーティストの沈黙をテーマとした作品など、1962年から1992年のまでの期間の様々な作品資料を収録しています。
ケージは、沈黙は音であることを示しました。一方、音を聞くためには沈黙が必要です。「音を聞くとは何か?」「なぜ沈黙を望むのか?」「我々はどれほどの静寂を受け入れるのか?」など、沈黙の持つ二重の意味を探求する一冊となっています。
寄稿者は、Inke Arns、Brandon LaBelle、Dieter Daniels、David Toop、Dörte Schmidt、Julia H. Schröder、Jan Thoben。


出版社:  Spector Books
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 288ページ
サイズ:  33.5 x 24 cm
状態:   新品
その他:  図版229点

販売価格

4,200円(内税)

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