シモーネ・ニーヴェグ【Nature Man Made】

シモーネ・ニーヴェグ(Simone Nieweg, 1962 - )ドイツ・ビーレフェルト出身、現在はデュッセルドルフを拠点に活動を行う写真家です。1980年台にデュッセルドルフ芸術アカデミーにて、ベルンド&ヒラ・ベッヒャーに、人間の営みが生み出した構造物や物理的証拠を、タイポロジー(類型学)によってドキュメントする方法を学びます。1986年以降、野原、牧草地、森林、市民菜園など、姿を消しつつあるドイツの田舎の農業風景をテーマに、長期に渡って研究・撮影を行なっています。欧米各国で個展、グループ展を行うほか、その作品はニューヨークのMoMAや、ロンドンのV&A美術館をはじめ、世界各地の美術館がコレクションされています。

本書は、ニーウェグが過去10年間に制作した、ほぼ全ての種類の農村地帯の写真作品をまとめた一冊になります。例外なく彼女の作品は、細部を曖昧にせず、柔らかいほとんど影のない光の中で撮影されています。また、風のない日を選んで長時間露光によって生み出されるイメージは、これまでには見られなかった明瞭さと細部の豊かな表現を可能にしています。
菜園、果樹園、畑、休閑地、庭、森林など我々に慣れ親しんだ印象を与える、長い人間文化の過程で自然と文明が混ざり合った景色と、彼女独自の制作プロセスによる美しいイメージによる大変見ごたえのある写真集となっています。


出版社:  Schirmer/Mosel
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語、英語
ページ数: 168ページ
サイズ:  26.2 x 31.2 cm
図版:   カラー98点
状態:   新刊

販売価格

5,500円(内税)

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