ベリンデ・デ・ブリュッケレ(Berlinde De Bruyckere 1961年 - )ベルギー・ゲント出身の芸術家。ワックス、木、羊毛、馬の皮、髪の毛などを使用した彫刻を制作する。また、水彩画などの絵画作品も手がける。1990年代初頭の作品の多くは、毛布に包まれた構造を特徴とする。それらの使用は、温かさと壕(シェルター)の両方と、戦争の避難所と脆弱な状況を象徴している。2013年ヴェネチア・ビエンナーレのベルギー館にて「Kreupelhout-Cripplewood」を展示。2015年にGhent Universityにて名誉博士号を取得。

本書は、2013年のヴェネチア・ビエンナーレの参加を機に刊行されました。書籍では、作品の着想からインスタレーションまでを図解付きで紹介しています。
南アフリカの小説家J.M. クッツェーの著作に込められた情熱と激しい美しさに感銘を受けたデ・ブリュッケレは、ベルギーパビリオンのキュレーションを依頼しました。
この書籍には、 クッツェーの未発表のテキストと、共同作業の際に交わした書簡が掲載されています。そして、官能性と神秘的な苦しみの二重の化身、そしてヴェネチアのシンボル聖バスティアヌス、デ・ブリュッケレの重要性について触れた、聖バスティアヌスを探求するハーマン・パレットの著作も豊富に掲載されています。

出版社：　　Yale University Press
タイプ：　　ハードカバー
言語：　　　英語
サイズ：　　 30.5 x 22.1 cm
状態：　　　新品
ページ数：　128ページ
その他：　　カラー図版20点
刊行年：　　2013年
ISBN：　　 9780300196573