本書は、2021年3月20日から9月5日にVitra Design Museumにて開催された展覧会を機に刊行されました。300点を超える図版では、ファッション、家具、グラフィック、自動車、産業、インテリアなどのデザイを紹介し、冷戦時代のドイツで、デザインが日常にどのように取り入れられてきたのか調査しまとめています。そして、復興においてもそれらが果たした重要な役割と、冷戦時代中にはプロパガンダツールとしてどのように機能したかについても触れられています。
西のディーター・ラムスやオトル・アイヒャー、東のルドルフ・ホルンやレナーテ・ミュラー。主要な作品と制作者、そしてバウハウスの遺産やウルム造形学校(HfG)などの重要な機関の形成要素が紹介されています。ドイツという一つの国が分断されるという例外的なケースは、社会主義と資本主義の促進において果たされた役割の摂家について、ユニークな比較と視点を可能にしています。西側の連邦共和国は、「Made in Germany」ブラントの確立と輸出経済、東側では、幅広い層の人々にとって手頃な価格の提案で社会主義計画経済が、それぞれ目的とされた。
書籍では、東と西の異なる現実を強調していますが、両者のデザインを結びつけた多くの相互的な観点も参照されています。そして、国内領域から世界政治、工業製品から1989年のベルリンの壁崩壊を予感するような抗議ツールとしてのデザインの役割、戦後ドイツのデザイン史のさまざまな側面を印象的な図版とともに紹介しています。
寄稿者：Paul Betts、 Greg Castillo、 Petra Eisele、Siegfried Gronert、Jana Scholze、Katharina Pfützner、Eli Rubin、Katrin Schreiter、Oliver Sukrow、Carsten Wolffなど。
インタビュー：Prem Krishnamurthy、Renate Müller、 Dieter Rams。

出版社：　　Vitra Design Museum
タイプ：　　ペーパーバック
言語：　　　英語
サイズ：　　28 x 21.5 cm
状態：　　　新品
ページ数：　320ページ
その他：　　カラー図版380点
刊行年：　　2021年
ISBN：　　 9783945852446