イケムラレイコ【Ozean】

イケムラレイコ (Leiko Ikemura 1951年 - )日本・三重県出身の芸術家。現在は、ドイツ・ケルンとベルリンを拠点に活動を行う。絵画、彫刻、ドローイング、水彩、版画、写真など様々なメディアにて制作。朧げで柔らかな作品。外国語大学にてスペイン語を学んだ後、スペインへ留学、セビーリャ美術大学にて学ぶ。1979年にスイスにて画家として活動を始め、1983年に新表現主義が盛んなるドイツに移る。ベルリン芸術大学(1991年-2015年)、神奈川県の女子美術大学(2014)にて教鞭を執る。2018年には、東京・国立新美術館にて、40年の活動を210点の作品で紹介した大規模な個展が開催された。

日本出身の芸術家、イケムラレイコ氏は、30年以上ヨーロッパに住んでいます。彼女の芸術活動の特徴は、これら二つの文化の探究であり、常に人間存在の中心的な問いを扱う絵画、ドローイング、彫刻を特徴としています。80年代は寓意的な絵画の物語を探究し、1990年頃から彼女の興味は、超越性と宗教的側面に現れる宇宙論的な問題に移行しました。それ以来、作品は主に色彩で表現され、物語性はほとんどなく、宇宙の物体の大気を描いているようです。
本書は2002年に刊行され、絵画、水彩画、彫刻作品が掲載されています。それらはやはり精神性と官能性の瞑想的な空間が描写され、様々な表現媒体が相互に補完し合い、鑑賞者に広がりある空間の効果を生み出しています。特定の文化ではない、出来事に引き込まれる作品です。

出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語、ドイツ語
サイズ:   22.5 x 27.7 cm
状態:   新品
ページ数: 100ページ
その他:  図版520点
刊行年:  2002年
ISBN:   9783775712026

販売価格

3,300円(内税)

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