草間彌生【Infinity Mirrors】

草間彌生(Yayoi Kusama 1929年 - )日本・長野県出身の芸術家。 日本を代表する現代芸術家の一人。幼少期より、水玉を描いた絵画を制作。出生地の長野・松本市の女学校を卒業の後、京都市立美術工芸学校にて日本画を1年間学ぶ。1957年に渡米、モノクロームの作品「無限の網」にて一躍注目を浴び、絵画、彫刻の他にもハプニング、ファッションショー、自演映画などの制作など自身の世界観を展開していく。1973年に帰国、拠点を東京に移す。日本で前衛芸術家としての活動は、すぐには受け入れなかったが、1993年にはヴェネチア・ビエンナーレの日本館代表を務める。1998年には「Love Forever: Yayoi Kusama 1958 - 1968」展をアメリカのニューヨーク近代美術館(MOMA)、ロサンゼルス、カウンティ美術館にて開催。翌年には、「草間彌生:ニューヨーク/東京」展が東京都現代美術館で開催。2006年には、高松宮殿下記念世界文化賞絵画部門を受賞。

この本は、世界的に知られる日本人アーティスト草間彌生のシリーズ作品「インフィニティ・ミラー・ルーム」を紹介し、50年以上にわたる現代美術の流れに対するその影響を図表で示します。このシリーズは、色とりどりの光で満たされ、無限に反射し続けます。のぞき見ショーのような空間からマルチメディア・インスタレーションまで、草間の万華鏡のような作品環境はそれぞれ、無限の空間の幻想に足を踏み入れる機会となります。
彼女の最も有名で最も壮観なこのインスタレーションの数々を初めて包括的に探求する本書では、ベトナム戦争時代の「自己消滅(Self Obliteration)」から現在のより調和のとれた願望に至るまで、作品が長年にわたってどのように様々な様相を象徴するようになったのかを明らかにします。また、彼女の初期の不安に満ちたインスタレーションを近作の雰囲気と併せて検証することにより、今日の体験的実践への新たな関心における彼女の先駆的な作品を歴史化しています。
豊富な図版資料だけでなくインタビュー、テキスト、年表、注釈付きの参考文献を収録し、読者がこのシリーズがアーティストのキャリア全体に与えた影響を考察するための重要な手助けとなる一冊です。

出版社:  DelMonico Books / Hirshhorn Museum and Sculpture Garden
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  27.5 x 22.8 cm
ページ数: 224ページ
図版:   カラー212点
状態:   新品
出版年:  2023年
ISBN:   9781636811215

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9,790円(内税)

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